診断を受けていない娘の歩み②中学生~現在

中学は支援学級に進んだ娘。ひと駅電車に乗っての通学となり、愛の手帳を取得して通うことに決めました。
同学年は男子3人・女子2人で、とてもきめ細やかにご指導いただき、ありがたく思いました。中学から高校に進学するにあたり、担任の先生からは「とにかく就職のことを考え、特別支援学校へいくことを勧めます」と面談の時に何度も言われましたが、本人は魚に関わる仕事(水族館・観賞魚店)をしたい気持ちが強かったため、サポート校に進学し、魚の専門学校に進む道を選びました。

進学したサポート校は近隣県のK学院。不登校だった子が多く、知的障害のある子は少なかったのですが、少人数制でしたので、中学校同様にきめ細やかに指導していただきました。また、高校の必須科目以外にいろいろな楽しい科目(運動系・音楽系・イラスト系・パソコン系等)を選択することができるのもよかったです。本人は、高校時代が一番楽しかったと言っています。

高校卒業後は、都内の専門学校の水族館・アクアリスト専攻に進みました。障害があることを自らクラスメイトの前で話し、ある程度の理解はいただいたようですが、実習や人間関係でつらいこともあったようです。でも、何より自分の好きなことの勉強だったので、なんとか2年間がんばって通学し卒業することができました。「就職は難しいかもしれない」と、入学前に言われていたとおり、障害者枠の就職はなく希望の仕事には就けませんでした。

就職は、専門学校から紹介された就労移行支援事業所に通い、一般企業のパート社員として障害者雇用していただきました。3年経ったところで契約を更新していただけず、現在は就労移行支援事業所に通っています。