息子の特性の理解が深まったことで、学校側へどのような支援が必要だと言えるようになったことも二次障害から脱却するうえで重要でした。
具体的に学校と連携したことは、
①座席で集中できずに立ち歩き、ジャマをするなど集中力が欠けている時の対処
息子の場合は集中できないのは、授業を聞いてもわからない、ついていけない、板書と聞くことを同時にできないなどの理由からで、それにより意欲低下が起こるため、1時間の授業で息子ができそうなレベルのプリントを1枚やるなど、別メニューで課題を与えたり、目当てだけをしっかり書くなど、ハードルを下げて関わってもらうことでやることが明確になり、その場にいられるようになりました。
普通級であっても、こういったその子のレベルに合った合理的配慮があったおかげで、非常にたすかりました。
②何かあると脱走して帰ってこようとする息子だったので、息子が落ち着かなくなったらいつでも私と連絡が取れるということを伝え、電話したいと言ったらそれに先生が答えてくださり、その安心感で抜け出さなくてもいいんだとわかり、脱走がなくなったので助かりました。
個人的に助かった支援はというと…
・林間学校での息子の困り事と「今後こういう支援があるといいと思う」という先生からのフィードバックが親として嬉しかった
・登校しぶりがあったので、毎日、自分の職場にも「遅れます」と電話をしつつ学校にも「遅れます、何時に行けるかわかりません」など、「今日はこんな理由でしぶっていて」と、しぶっている理由はこちらもわからないのに人に説明しなくてはいけないのがしんどかったのですが、学校から「行くときに連絡を入れてくれればいいから」と、そのようにしてもらえたことが助かりました。
どんな支援も学校と家庭と一貫した対応ができたことが息子が落ち着いて過ごすためにとても重要だなと感じました。<完>